女子たちのココロの処方箋!?女子会のイマ

2017.08.18

 2010 年にユーキャン新語・流行語大賞でトップ10入りするなど、メディアや身の回りでも良く聞かれ、今や年代を問わず一般的になっている「女子会」。女性同士で食事やお酒、旅行などを楽しむ自由で華やかな印象を思い描きます。今回は様々な女子会の中でも参加実績の多い「飲食活動」にフォーカスし、女性自身の声を読み解くことで、女子会と女性たちをそのココロの内側から分析してみたいと思います。

ストレス発散には女子会が効果的!?

 女子会を実施する理由(図2)を聞いたところ、年代を問わず「ストレス発散・気分転換」が他の理由を大きく引き離して最も高い回答となっています。続いて、「本音を言い合える」「人間関係や人とのつながりを大事にしたい」などが上位に入り、逆に、「知人、友人を増やしたい」が最も低くなっています。女子会は新しい出会いによって交友範囲を広げるよりも、既に打ち解けている旧知の中で互いを癒やし、さらにその関係性を強くする目的があるようです。特に最も高かった「ストレス発散・気分転換」については、ライフコース別(図3)でも軒並み、60%を超える結果が出ていることから、現代に生きる女性は、ライフコースに限らず自分たちが所属する「家族」や「職場」などの場・集団において日々何らかのストレスを抱え、「ストレス発散・気分転換」を求めているようです。中でも独身OLはその割合が76.1%と最も高く、他のライフコースと比較してストレスを抱えやすい環境にいると捉えられます。女性たちは、仕事や結婚・出産、将来のことなど、多くの悩みやストレスを抱えながら、それらを発散する場として女子会を活用しているようです。

求めているのは、ONよりOFF

 続いて、女子会がどのような存在か、女性たちに聞いたところ(図4)、「お気楽で自由な存在でありたい。(30 代女性)」、「日常生活から解放されて、自由な時間を満喫する。若返った気分になれる(30 代女性)」など自由を満喫している場であったり、「気楽に話せて日ごろのストレスを発散できる。いつ行っても楽しい。(50代女性)」「気が合う友人とテーマもなくとりとめのない話をして、気楽ですっきりする会合(30代女性)」などの気楽な気持ちで参加し、心がリラックスできている様子が見えてきました。どちらかと言うと、仕事への意識を高めたり刺激を受けたりするような「ON」な状態よりも、それぞれがありのままの自分を見せて、リラックスして自由に話し共感し合う、そんな「OFF」な場所を求めているようです。

楽しいだけじゃ集まれない!ガールズトークのマナーとは?

 そんな女子会ですが、何も考えずに自由に楽しんでいるわけではないようです。「気を遣ったり、気を付けていること」に対する回答(図5)からは、全年代を通じて、大きく印象を左右する「洋服」や、内面に関わる「話す内容、話題」に多くの人が気を遣っていることが見えてきました。また、「女性だけで集まることの良くない点、大変さ、苦労」(図6)に関する回答からは、結婚や子供、家庭環境などライフイベントにまつわるセンシティブな話題の扱いに苦労している様子が伺えました。お互いに楽しい時間を共有するために、参加するメンバー同士の関係性や距離感などを考慮した上で、女子会を楽しんでいるようです。各自が選択したライフコースを尊重し合い、認め合うことが女子会では大切なルールになっているのかもしれません。
 時代と共に価値観が多様化し、すぐ先の未来、将来も見通し難い今、女性が受けるストレスも決して小さくありません。女子会は、そんな日々のストレス解消になくてはならない存在と言えそうです。また、女性はそれぞれの置かれている環境や他者との最適な関わり方を感覚的に見つけ出し上手に渡り歩く、独特のバランス感覚を持っているようです。気を許せる仲間たちとの自由な時間は、女性のココロを解放する一番の処方箋なのかもしれません。
【出典】WisE「行動ウォッチ調査2015」 
調査期間/ 2015年3月27日~4月2日 
調査対象者/一都三県に居住する20~69歳の女性で女性同士で集まる女子会を行ったことがある人                   
有効回収数/一次調査:10,369サンプル 二次調査:3,005サンプル 
調査手法/インターネット調査 実査/株式会社インテージ
記事作成:2015 October

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